予算内でできる!古い床を隠してカフェ風に フロアタイルDIY事例
古い床を諦めない!手軽なフロアタイルDIYで空間を刷新
お部屋の雰囲気を変えたいけれど、大がかりなリフォームは難しいし、費用も心配。特に床は面積が大きいだけに、古くなったり傷んだりしていると気になってしまいます。フローリングの張り替えはプロにお願いするイメージですが、実はDIYでも見違えるほど綺麗にできる方法があります。今回は、そんな古い床の悩みを、比較的簡単に、そして予算を抑えながら解決できる「フロアタイル」を使ったDIY事例をご紹介します。
Before:傷や色褪せが目立つ「見慣れた」床
今回の事例の部屋は、築年数が経過しており、特に床の傷や色褪せが気になっていました。フローリングの木目も古くさい印象で、部屋全体がどこか暗く見えてしまいます。この床をどうにかしたいという思いから、DIYを決意されたそうです。張り替えは費用も時間もかかり、賃貸物件の場合は難しいこともあります。現状の床の上から手軽に施工できる方法を探していました。
手軽さが魅力!「置くだけ」フロアタイルで実現する床DIY
この事例で使われたのは、既存の床の上に置いていくだけで簡単に施工できるタイプのフロアタイルです。特別な接着剤を使わず、裏面の滑り止めやタイルの重みで固定するため、賃貸物件でも比較的取り入れやすいのが特長です。
使用した材料と道具
- 置き敷きタイプ フロアタイル
- カッターナイフ(または専用カッター)
- カッターマット
- 金属製の定規(幅広で滑りにくいもの)
- ヘラまたは当て木(壁際に押し込む際に使用)
- 軍手
- 掃除機、ほうき、雑巾
基本的な手順
- 床の掃除: まずは、床のホコリやゴミを徹底的に取り除きます。凹凸があると仕上がりに影響するため、綺麗に掃除することが重要です。
- 仮敷き・レイアウト検討: 実際にタイルを床に並べてみて、全体のデザインやタイルの向き、貼り始めの位置などを検討します。部屋の中心から貼り始める方法や、壁際から貼り始める方法などがありますが、この事例では部屋の隅から貼り始め、壁際で調整する方法をとりました。
- 貼り始め: 貼り始めの基準となる位置を決め、最初のタイルを置きます。
- タイルを置いていく: タイルを隣り合うように置いていきます。タイルの向きに注意しながら、隙間なく丁寧に並べていきます。
- タイルのカット: 壁際や柱の周りなど、タイルの形を合わせる必要がある場所は、カッターマットの上でカッターナイフと定規を使ってカットします。複数回に分けて刃を入れると綺麗に切れます。
- 壁際の処理: カットしたタイルを壁際に押し込みます。ヘラなどを使うと作業しやすいです。壁とタイルの間にわずかな隙間ができても、巾木などで隠れるためあまり気にする必要はありません。
初心者でも取り組みやすいポイントと工夫
- 置き敷きタイプ: 接着剤を使わないため、やり直しが簡単です。失敗しても剥がして貼り直せるのは初心者にとって大きな安心材料です。
- 正確なカット: フロアタイルDIYで最も重要な工程の一つがタイルのカットです。金属製のしっかりした定規を使い、カッターの刃を新しいものに交換しながら作業すると、切り口が綺麗になります。最初は失敗しても良いように、目立たない場所で練習するのも良いでしょう。
- 事前の計算: 部屋の広さを正確に測り、必要なタイルの枚数を計算することで、無駄な出費を抑えられます。少し多めに用意しておくと安心です。
- 予算を抑える: ホームセンターやインターネット通販では、様々な価格帯のフロアタイルが販売されています。アウトレット品やセール品を活用することで、さらに費用を抑えることが可能です。
After:明るく清潔感のあるカフェ風空間へ
フロアタイルを敷き終えた部屋は、 Before とは全く違う空間に生まれ変わりました。選んだフロアタイルのデザインは、温かみのある木目調で、部屋全体が明るく、清潔感のある印象になりました。まるでカフェのようなおしゃれな雰囲気に変わり、以前の古くさい床の面影は全くありません。
このDIYによって、傷や汚れを気にすることなく過ごせるようになっただけでなく、部屋全体の居心地が格段に向上しました。友人を招く際も、以前よりも自信を持ってお迎えできるようになったと感じているそうです。床が変わるだけで、ここまで部屋の雰囲気が変わることに驚きと満足感を感じています。
まとめ:まずは小さなスペースから挑戦を
フロアタイルを使った床のDIYは、大がかりなリフォームに比べて手軽に始められるのが魅力です。今回ご紹介した事例のように、古い床の上から施工できるタイプを選べば、初心者でも比較的簡単に挑戦できます。特別な技術はほとんど必要ありませんが、丁寧な作業と正確なカットが成功の鍵となります。
もし、いきなり部屋全体の床を変えるのは不安という場合は、まずは玄関やトイレ、キッチンの一角など、小さなスペースで試してみるのも良いかもしれません。床が変わると、お部屋の雰囲気は劇的に変化します。この事例が、あなたのDIYへの最初の一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。