簡単プチプラ!有孔ボードで壁をおしゃれな見せる収納に変えるDIY事例
殺風景な壁が機能的な見せる収納に!有孔ボードで叶える簡単DIY
何もない殺風景な壁、どのように活用すれば良いか悩んだ経験はありませんか。デッドスペースになりがちな壁面を、おしゃれで機能的な「見せる収納」に変えるDIYは、初心者の方でも比較的取り組みやすい方法です。今回は、有孔ボードを活用して壁面を一新したDIY事例をご紹介します。
Before:活用しきれていなかった壁面
この事例のBeforeは、特に何も置かれていないシンプルな壁でした。収納が少ない部屋の場合、壁面が有効活用されていないともったいない空間になってしまいます。また、棚などを置いても圧迫感が出たり、掃除が大変になったりすることもあります。どうにか壁を活かしておしゃれに収納したい、という思いがありました。
DIYのプロセスとポイント
このDIYで壁面を生まれ変わらせるために使用したのは、主に有孔ボードとフック、そしてボードを壁に取り付けるための材料です。
使用した主な材料・道具
- 有孔ボード本体
- 有孔ボード用フック(用途に合わせて様々な種類があります)
- 木材(有孔ボードを壁から少し浮かせるために使用)
- ビス、石膏ボード用アンカー(壁の下地に合わせて選択)
- 下地センサー
- 水平器
- 電動ドライバー(インパクトドライバーがあると便利)
- のこぎり(ボードや木材をカットする場合)
- メジャー、鉛筆
- 必要に応じて、ボードの塗装材やローラー、ハケ
基本的な手順の概要
- 設置場所の決定と準備: 有孔ボードを取り付けたい壁の場所を決めます。石膏ボードの壁の場合は、ビスをしっかりと固定できる「下地」の位置を探します。下地センサーがあると便利です。取り付け位置が決まったら、ボードのサイズに合わせて壁に印をつけます。
- ボードのカット(必要なら): 購入した有孔ボードが希望するサイズよりも大きい場合は、のこぎりや丸のこでカットします。ホームセンターによっては購入したボードをカットしてくれるサービスもありますので、利用すると手間が省けます。
- 壁への下地木材の取り付け: 有孔ボードを壁に直接取り付けるのではなく、間に木材を挟むことで、フックを差し込んだ時に裏側に余裕ができます。この木材を下地の位置に合わせてビスでしっかりと固定します。水平器を使って、まっすぐになるように取り付けましょう。
- 有孔ボードの固定: 下地木材の上に有孔ボードを重ね、ビスで固定します。ボードの穴に合うビスや、ボード用の固定具を使用すると綺麗に仕上がります。複数人で作業すると、ボードを支えながら固定できて安全です。
- フックの取り付けと完成: ボードがしっかりと固定されたら、用途に合わせて好きな位置にフックや専用の棚を取り付けます。飾りたいものや収納したいものを配置して完成です。
初心者・低予算で実現するためのポイント
- 下地探しは必須: 石膏ボードの壁にビスを打つ場合、下地がないとボードが重さに耐えられず落下する危険があります。下地センサーは比較的安価なものからありますので、一つ用意しておくと他のDIYでも役立ちます。
- カットサービスを利用: 有孔ボードや木材のカットは、ホームセンターのサービスを利用すれば綺麗に仕上がりますし、大きな材料を自宅で切る手間が省けます。
- 電動ドライバーがおすすめ: ビスを使った作業が多いので、電動ドライバーがあると格段に楽に、そして綺麗に仕上がります。安価なモデルでも十分活躍します。
- ボードの色を変えてみる: 無塗装の有孔ボードを購入して、好みの色にペイントするのも良い方法です。部屋の雰囲気に合わせて色を選べば、よりオリジナリティのある空間になります。水性塗料なら扱いやすいです。
- 100円ショップの活用: 有孔ボード用のフックや小物入れなど、最近では100円ショップでも様々なアイテムが見つかります。賢く利用すれば、費用を抑えつつ必要なものを揃えることができます。
苦労した点と克服方法
一人で大きな有孔ボードを壁の高い位置に取り付けるのは、位置決めや固定が難しく体力も使います。もし可能であれば、ご家族や友人などにも手伝ってもらうと安全かつスムーズに作業を進められます。一人で行う場合は、脚立を安定させ、ボードを一時的に仮止めできるL字金具などを活用すると良いでしょう。
After:おしゃれな見せる収納壁が誕生
DIY後の壁面は、Beforeの状態からは想像できないほど機能的でおしゃれな空間に生まれ変わりました。有孔ボードに様々なフックや棚を取り付けることで、文房具や工具、趣味の小物、グリーンなどをディスプレイしながら収納できるようになりました。
物が壁に整理されて収まることで、テーブルや床が片付き、部屋全体がすっきりとした印象になります。必要なものがすぐに手に取れるようになり、使い勝手も格段に向上しました。ただの壁が、見ているだけでも楽しい「見せる収納」としてインテリアのアクセントにもなっています。
まとめ
今回の有孔ボードを使った壁面DIYは、材料の準備と基本的な手順を押さえれば、DIY初心者の方でも挑戦しやすいリノベーションの一つです。特別な技術がなくても、下地探しや水平器といった基本的な道具を正しく使うことで、安全に綺麗に仕上げることができます。
費用も比較的安価に抑えられますし、設置する場所や取り付けるフックの種類によって、キッチンツールを吊るしたり、アクセサリーを見やすく収納したり、子供のおもちゃや絵本を整理したりと、様々な用途に応用が可能です。
殺風景な壁を何とかしたい、手軽に収納を増やしたいとお考えでしたら、ぜひ有孔ボードDIYを検討してみてはいかがでしょうか。小さな一歩で、お部屋の印象と使い勝手が大きく変わるはずです。