DIYリノベ事例集

味気ない照明をおしゃれに!シェードを簡単リメイクするDIY事例

Tags: 照明, シェード, リメイク, 簡単DIY, インテリア

部屋の印象を大きく変える、手軽な照明DIY

お部屋の雰囲気は、家具の配置や壁の色だけでなく、照明によっても大きく左右されます。特にペンダントライトなどのシェードは、視覚的なアクセントとなり、空間の印象を決める重要な要素です。しかし、既存の照明がシンプルすぎたり、お部屋のイメージに合わなかったりすることもあるかもしれません。

今回のDIY事例は、そんな「味気ない」と感じていた照明シェードを、身近な材料を使って手軽におしゃれに変身させた事例です。大がかりな工事は不要で、初心者の方でも挑戦しやすいのが魅力です。

Before:シンプルだけど物足りなかった照明

今回の事例でリメイク対象となったのは、ごく一般的な円筒形のペンダントライトシェードでした。機能的には問題ないものの、デザインはシンプルで、良くも悪くも主張がありません。設置しているお部屋のインテリアとの調和もいまひとつで、空間全体が少し寂しい印象になってしまっていました。

新しい照明器具に交換することも考えられますが、気に入るデザインが見つからなかったり、費用がかさんだりすることも少なくありません。そこで、既存のシェードを活かしたリメイクという方法が選ばれました。

DIYのプロセスとポイント:布と両面テープで手軽にイメージチェンジ

この事例では、既存のシェードの外側に布を貼り付けるというシンプルな手法でリメイクを行いました。特別な工具や技術はほとんど必要ありません。

使用した主な材料と道具はこちらです。

基本的な手順:

  1. シェードの取り外しと清掃: 安全のため、必ず照明の電源を切り、シェードを取り外します。表面のホコリや汚れを拭き取り、布を貼る準備をします。
  2. 布の採寸とカット: 既存のシェードの高さと円周を測ります。円周よりも少し長めに(重ね代として1〜2cm程度)、高さはシェードの高さぴったりか、少し余裕を持たせて布をカットします。柄がある場合は、柄の出方も考慮してカット位置を決めます。
  3. 両面テープの貼り付け: シェードの上下の端に沿って、布用両面テープをぐるりと一周貼り付けます。布の端を固定する縦のラインにも両面テープを貼っておくと、よりしっかりと固定できます。
  4. 布の貼り付け: シェードの端から布を慎重に貼り始めていきます。空気が入ったり、シワになったりしないように、少しずつ貼り進めるのがポイントです。布の端を重ね合わせる部分も、綺麗に処理できるよう注意深く貼り付けます。
  5. 余分な部分のカット: 貼り終えたら、シェードの上下からはみ出している余分な布を、カッターナイフを使ってシェードの縁に沿って丁寧にカットします。
  6. 仕上げ: 必要に応じて、布の端のほつれ止めを行ったり、追加の装飾を施したりして完成です。

初心者でも取り組みやすい点・予算を抑える工夫:

苦労した点と乗り越え方:

シェードが円筒形の場合、布をシワなく綺麗に貼るのが少し難しく感じることがあります。この事例では、布を少しずつ引っ張りながら、内側から外側に向かって空気を抜くように丁寧に貼り進めることで対応しました。また、両面テープを一度に全て剥がさず、貼りながら少しずつ剥がしていくのも、ズレを防ぐための有効な方法です。

After:おしゃれで個性的な空間に生まれ変わる

布を貼り付けたシェードを元の照明に取り付けてみると、Beforeの状態から劇的に雰囲気が変化しました。選んだ布の柄がアクセントとなり、シンプルだった照明が空間の主役の一つになりました。

特に、照明をつけた際には、布を通した光が柔らかく広がり、部屋全体が温かく、居心地の良い雰囲気に包まれました。昼間はインテリアの一部として、夜は優しく部屋を照らす照明として、空間に彩りを加えてくれます。

このリメイクによって、お部屋全体のイメージが変わり、より自分らしい、愛着の持てる空間になったと感じられます。

まとめ:小さな変化で大きな効果、照明DIYに挑戦してみませんか

今回の事例は、既存の照明シェードに一手間加えるだけで、お部屋の雰囲気を大きく変えられることを示しています。材料選びから完成まで、楽しみながら世界に一つだけの照明を作ることができます。

「DIYは難しそう」「失敗したらどうしよう」と不安を感じる方もいるかもしれませんが、今回ご紹介したようなシェードのリメイクは、比較的取り組みやすく、効果も実感しやすいDIYの一つです。まずは小さなシェードや、あまり目立たない照明で試してみるのも良いかもしれません。

お部屋の印象を変えたい、もっと自分らしい空間にしたいとお考えでしたら、手軽な照明DIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。