玄関の壁を腰壁風に簡単DIY!古さを隠しておしゃれ空間に
玄関の印象を大きく変える、腰壁風DIY事例
お家の顔とも言える玄関は、訪れる人が最初に目にする場所です。毎日通る場所だからこそ、心地よい空間にしたいと考える方も多いでしょう。しかし、玄関の壁は意外と汚れやすく、古くなって傷みが目立つことも少なくありません。今回の事例では、そんな殺風景になった玄関の壁を、DIYで温かみのある腰壁風に変身させた事例をご紹介します。手軽な材料と簡単な手順で、玄関の雰囲気を大きく変えることができるDIYです。
Before:古さと殺風景さが気になる玄関の壁
リノベーション前の玄関の壁は、ごく一般的なビニールクロスが貼られていました。長年の使用により、下の方には靴が擦れたような汚れや、小さな傷がいくつか見られました。また、特に装飾もないシンプルな壁だったため、空間全体が少し単調で殺風景な印象でした。古さが感じられる状態でしたが、壁紙の貼り替えは大掛かりで難しそうに感じられたため、手が出せずにいました。
DIYプロセス:貼るだけ簡単!腰壁風シートの活用
この事例で採用されたのは、初心者でも扱いやすい腰壁風デザインの粘着付きシートです。ホームセンターやインターネット通販で手軽に入手できる材料です。シートの種類は様々ですが、今回は立体感のあるレンガ調のクッションシートと、木目調の壁紙シートを組み合わせて、腰壁風の雰囲気を出す方法が取られました。
使用した主な材料・道具
- 腰壁風デザインの粘着付きシート(レンガ調クッションシート、木目調壁紙シートなど)
- カッターナイフ
- 金属製の定規またはカッターガイド
- スキージー(ヘラ)または柔らかい布
- メジャー
- 鉛筆
基本的な手順の概要
- 壁面の清掃: 貼る面のホコリや汚れをしっかりと拭き取ります。汚れが残っているとシートの粘着力が弱まる原因になります。
- 採寸とカット: 腰壁として仕上げたい高さまでを測り、必要な長さにシートをカットします。今回は、壁の下半分にレンガ調シートを、その上部に木目調シートをアクセントとして貼る計画です。シート裏面の目盛りや方眼線を活用すると、直線にカットしやすくなります。
- シートの貼り付け: シート裏面の剥離紙を少しずつ剥がしながら、壁に貼り付けていきます。空気やシワが入らないように、スキージーや布で中心から外側に向かって丁寧に押さえながら貼り進めます。下から順に貼っていくとバランスを取りやすいでしょう。
- 継ぎ目の処理: シートによっては柄合わせができるものもありますが、少し重ねて貼るだけでも目立ちにくくなります。今回は、シートのデザインの特性を活かし、自然な仕上がりになるように工夫して貼り付けました。
- コンセント周りなどの処理: コンセントやスイッチのプレート部分は、一度プレートを外し(必ずブレーカーを落としてから作業してください)、シートを貼り終えてから穴を開け、プレートを元に戻すときれいに仕上がります。難しい場合は、プレートに合わせてシートをカットする方法でも良いでしょう。
初心者・低予算で実現するためのポイント
- 貼ってはがせるタイプを選ぶ: 初めてのシート貼りで失敗が心配な場合は、粘着力が強すぎず、貼り直しが可能なタイプのシートを選ぶと安心です。
- 腰壁風で範囲を限定: 壁一面すべてに貼るのではなく、壁の下半分だけを腰壁風にするこの手法は、必要なシートの量が少なく済み、費用を抑えられます。また、作業範囲が狭まるため、初心者でも取り組みやすいでしょう。
- クッションシートの活用: レンガ調などのクッションシートは厚みがあるため、多少壁面に凹凸があっても目立ちにくく、カッターで簡単に加工できます。また、物理的な保護にもなります。
- 無理せず少しずつ: 一度に広範囲を貼ろうとせず、少しずつ丁寧に作業を進めることが失敗を防ぐ鍵です。
After:明るく温かみのあるおしゃれな玄関に
DIY後の玄関は、以前の殺風景な印象から一転、温かみのあるおしゃれな空間に生まれ変わりました。腰壁風に貼られたシートのおかげで、古びていた壁の下半分の汚れや傷みがきれいに隠れました。レンガ調のクッションシートが空間に奥行きとアクセントを与え、上部の木目調シートがナチュラルな雰囲気をプラスしています。
視覚的な変化だけでなく、腰壁部分にシートが貼られたことで、物理的な保護にもなり、今後の汚れや傷つきを防ぐ効果も期待できます。毎日の出入りが楽しくなり、お客様を迎える際にも自信が持てるようになったそうです。DIYで空間の雰囲気が変わったことで、気持ちまで明るくなったという満足感も得られた事例です。
まとめ:手軽なDIYで玄関の悩みを解決
今回の事例では、腰壁風シートという手軽な材料と簡単な貼り付け作業で、玄関の古くなった壁を大きくイメージチェンジさせることができました。壁紙の貼り替えのように大掛かりな準備や専門的な技術は必要ありません。シートの種類を選べば、和風、洋風、モダン、ナチュラルなど、様々なテイストの腰壁風を実現できます。
玄関の壁の汚れや殺風景さに悩んでいる方も、腰壁風DIYであれば、比較的少ない予算と手間で挑戦しやすいのではないでしょうか。ぜひ、この事例を参考に、ご自宅の玄関をより心地よい空間にするDIYに挑戦してみてください。