DIYリノベ事例集

古い幅木が見違える!簡単ペイントでお部屋の印象を変えるDIY事例

Tags: 幅木, ペイント, 初心者DIY, 簡単リメイク, 低予算

導入:手軽に部屋の印象を変える「幅木」DIY

お部屋の壁と床の境目にある「幅木(はばき)」。普段あまり意識しない部分かもしれませんが、実はここが古くなっていたり汚れていたりすると、部屋全体がどこかさびれて見えてしまうことがあります。

今回の事例では、そんな古い幅木をペイントするDIYに挑戦しました。面積が小さい幅木ですが、ここが綺麗になるだけで部屋の印象は劇的に変わります。難しい技術は必要なく、比較的短時間でできるため、DIY初心者の方にもぜひ参考にしていただきたい事例です。

Before:古さと汚れが目立つ幅木

リノベーション前の幅木は、長年の使用によって傷や汚れが目立ち、色褪せもしていました。特に床に近い部分は掃除機を当てたり、物をぶつけたりすることで傷つきやすい箇所です。幅木全体の色がくすんでいるせいで、壁紙や床が比較的綺麗でも、部屋全体が古びた印象になってしまっていました。この幅木の劣化を解消することが、今回のDIYの大きな目的でした。

DIYのプロセスとポイント:マスキングとペイントのコツ

この事例で実施した幅木のペイントDIYの主な手順と、初心者の方でも取り組みやすいポイントをご紹介します。

使用した材料と道具

基本的な手順

  1. 清掃: まず、幅木についたホコリや汚れをしっかり拭き取ります。濡れた雑巾で拭いた後は、十分に乾燥させることが重要です。
  2. マスキング: 壁と幅木の境目、床と幅木の境目にマスキングテープを隙間なくしっかりと貼ります。床にはマスカーを使って広範囲を養生します。このマスキング作業が、仕上がりの綺麗さを左右する最も重要な工程かもしれません。
  3. サンドペーパーがけ: 表面の汚れがひどい箇所や、塗料の乗りを良くしたい場合は、軽くサンドペーパーをかけて表面を整えます。強くかけすぎず、優しく行うのがポイントです。削りカスはしっかり取り除きます。
  4. ペイント: 刷毛を使って塗料を塗っていきます。一度に厚塗りするのではなく、薄く均一に塗ることを心がけます。細かい部分は刷毛の先端を使って丁寧に塗り進めます。
  5. 乾燥・重ね塗り: 一度目がしっかり乾いたら、必要に応じて二度塗りをします。重ね塗りすることで、色が均一になり、耐久性も増します。塗料の説明書で推奨されている乾燥時間を守ることが大切です。
  6. マスキング剥がし: 塗料が完全に乾く前に、ゆっくりとマスキングテープを剥がします。完全に乾いてしまうと、塗料が一緒に剥がれてしまうことがあります。
  7. 後片付け: 使用した道具を洗い、養生に使ったものを片付けます。

初心者・低予算で実現するためのポイント

After:明るく引き締まった空間に変化

ペイントが完了し、マスキングを剥がすと、驚くほど部屋の印象が変わりました。古くくすんでいた幅木が真っ白になったことで、壁と床の境目がくっきりとし、空間全体が明るく、清潔感のある引き締まった雰囲気になりました。

幅木のような小さな部分の変化でも、視覚的な効果は大きく、部屋全体が見違えたようです。手間はかかりますが、材料費は比較的安価に抑えられ、大きな家具を動かしたりする必要もないため、手軽にできるDIYとしては非常に効果的でした。

まとめ:幅木DIYで部屋をもっと快適に

幅木のペイントは、DIY初心者の方でも挑戦しやすく、かつ部屋の印象を大きく変えることができる素晴らしい方法です。傷や汚れが気になる幅木を綺麗にするだけで、空間全体の明るさや清潔感が向上し、気持ちよく過ごせるようになります。

時間や予算に限りがある中でも、部屋をリフレッシュしたいと考えている方にとって、幅木DIYは有力な選択肢の一つとなるでしょう。ぜひ、ご自宅の幅木に注目していただき、DIYによる変化を楽しんでいただければと思います。