DIYリノベ事例集

プチプラでおしゃれに!壁の一部を板材で簡単DIY事例

Tags: 壁DIY, アクセントウォール, 板材, プチプラDIY, 簡単DIY

殺風景な壁が見違える!板材で立体的なアクセントウォールを作るDIY事例

部屋の壁は広い面積を占めるため、その印象がお部屋全体の雰囲気を大きく左右します。特に広い壁面は、何も飾らないと殺風景に見えがちです。しかし、壁全体に手を加えるのは大変そう、費用もかかりそうと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、壁の一部に安価な板材を貼り付けることで、手軽におしゃれなアクセントウォールを作るDIY事例をご紹介します。Beforeの何もない壁が、Afterでは立体感のある魅力的な空間へと生まれ変わりました。

Before:特徴のないシンプルな壁

今回の事例の対象となったのは、リビングにある比較的広い壁面です。特別な装飾はなく、一般的な白い壁紙が貼られているシンプルな状態でした。家具を配置しても、壁面に変化がないため、部屋全体が少し単調な印象でした。

特に大きな不満があるわけではありませんでしたが、「もう少し部屋に表情を持たせたい」「手軽におしゃれな雰囲気に変えたい」という思いから、壁の一部をDIYで飾ることを考え始めました。

DIYのプロセスとポイント:安価な材料で手軽に立体感をプラス

今回のDIYの最大のポイントは、ホームセンターで手軽に購入できる安価な板材を使用し、壁全体ではなく「壁の一部」に限定することで、コストと手間を抑えつつ効果的に部屋の印象を変えた点です。

使用した材料と道具

基本的な手順の概要

  1. 計画と採寸: アクセントウォールにしたい壁の範囲を決め、サイズを測ります。どのようなデザイン(板を縦に貼るか横に貼るか、間隔はどのくらいにするかなど)にするかを決め、必要な板材の長さと本数を計算します。今回は壁の上部に横向きに板材を貼るデザインを選びました。
  2. 板材のカットと下準備: 計画した長さに合わせて板材をカットします。カット面にバリ(ささくれ)がある場合は、サンドペーパーで滑らかに整えます。
  3. 塗装: カットした板材に塗装をします。壁に貼る前に塗装しておくと、壁を汚す心配がなく作業効率も上がります。今回はホワイトの水性塗料で、木目をうっすら残す程度に塗装しました。二度塗りするとより色が均一になります。完全に乾燥させます。
  4. 壁への貼り付け: 壁に貼り付ける位置に鉛筆で印をつけます。水平器を使って、曲がらないように正確な位置を確認しながら作業を進めます。板材の裏側に木工用ボンドを塗布し、印をつけた位置に合わせて壁に貼り付けます。ボンドが乾くまでの間、必要であればマスキングテープで仮固定するか、ビスで補強します。今回はボンドだけでも十分な強度が得られましたが、よりしっかり固定したい場合はビスを併用するのも良い方法です。

初心者・低予算で実現するためのポイント

After:立体感と表情のあるおしゃれな壁面に

DIYで板材を貼り付けた壁は、Beforeのシンプルな状態からは想像できないほど、空間に奥行きと表情を与えてくれました。白い板材が壁に立体的な陰影を作り出し、まるで海外インテリアのような洗練された雰囲気に変化しました。

このアクセントウォールがあることで、部屋全体のフォーカルポイント(視線が集まる場所)が生まれ、単調だった空間にリズム感が加わりました。家具や雑貨を飾る際も、この壁を背景にすることでよりおしゃれに見せることができます。視覚的な変化だけでなく、壁に厚みができたことで、ちょっとした棚のように小物を置くことも可能になりました(重いものは避けた方が無難です)。

費用は数千円程度で収まり、週末の半日程度の作業で完成させることができました。少ない費用と手間で、これだけ大きな変化が得られたことに大変満足しています。

まとめ:手軽なアクセントDIYで部屋の印象を変える

壁の一部に板材を貼り付けるDIYは、大掛かりなリノベーションに比べてずっと手軽に挑戦でき、初心者の方にもおすすめの方法です。安価な材料を選び、範囲を限定することで、コストを抑えつつお部屋の雰囲気を効果的に変えることができます。

今回ご紹介した事例のように、シンプルな白い壁に白い板材を貼るだけでも、立体感が生まれておしゃれな印象になります。また、板材の色を変えたり、異なる幅の板を組み合わせたりと、デザインの可能性は無限大です。

「部屋の壁をどうにかしたいけれど、何から始めれば良いか分からない」という方は、まずはこのように壁の一部に小さなアクセントを加えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。きっと、自分にもできるという自信と、お部屋が素敵に変わる喜びを感じられるはずです。