DIYリノベ事例集

古いキッチンが見違える!扉にリメイクシートを貼る簡単DIY事例

Tags: キッチン, リメイクシート, 扉, DIY, 初心者, プチプラ, 簡単

古いキッチン扉をリメイクシートで手軽にイメージチェンジ

毎日使うキッチンは、見た目が綺麗だと気分も明るくなります。しかし、長年使っていると扉の色褪せや汚れ、小さな傷などが気になることもあるでしょう。システムキッチン全体の交換は費用もかかりますが、扉だけなら手軽に印象を変えることが可能です。

今回は、古いキッチンの扉にリメイクシートを貼って、驚くほど雰囲気が変わった事例をご紹介します。特別な技術は不要で、DIY初心者の方でも挑戦しやすい方法です。

Beforeの状態

この事例のキッチンは、築年数が経っており、扉全体に古さを感じさせる状態でした。特に、日の当たる部分は色が褪せ、部分的に小さな傷や汚れも目立っていました。デザイン自体も以前の流行のもので、全体的に生活感が出てしまっている点が課題でした。機能的には問題ありませんでしたが、使うたびに古さが気になり、キッチンに立つモチベーションが下がるというお悩みがありました。

DIYのプロセスとポイント

このリノベーションの主な目的は、キッチンの扉を手軽に、そして予算を抑えながら明るく清潔感のある印象に変えることでした。そこで選ばれたのが、様々なデザインがあるリメイクシートを使用する方法です。

使用した材料と道具

リメイクシートは、100円ショップやホームセンター、インターネット通販などで様々な種類が手に入ります。扉の素材や表面の状態によっては、下地材(プライマー)が必要な場合もありますが、今回の事例では清掃のみで対応できました。スキージーはリメイクシートを貼る際に空気を抜き、綺麗に仕上げるために非常に役立ちます。

基本的な手順概要

  1. 準備: 扉の表面に付いている汚れや油分をしっかりと拭き取ります。油分が残っているとシートが剥がれやすくなるため、アルコールなどで念入りに脱脂することが重要です。必要であれば、扉を取り外して作業台に乗せると、より綺麗に作業できます。取っ手が付いている場合は、作業前に外しておきます。
  2. 採寸とカット: 扉のサイズに合わせてリメイクシートを少し大きめにカットします。裏面にガイド線があるタイプだと便利です。
  3. 仮貼り: 貼り始める位置を決めたら、シートの裏紙を少しだけ剥がし、扉の端に合わせて仮貼りします。ここで曲がっていないか、位置が合っているかを確認します。
  4. 貼り付け: 裏紙を少しずつ剥がしながら、スキージーを使って中心から外側に向かって空気を抜くように貼り進めます。一気に貼ろうとせず、数センチずつ丁寧に貼っていくのがコツです。空気が入ってしまったら、一度剥がして貼り直すことも可能です。
  5. 余分なカット: 貼り終えたら、扉の端に合わせて余分なシートをカッターナイフでカットします。金属製のヘラや定規をガイドに使うと直線が綺麗に出ます。
  6. 角の処理: 扉の側面や角は、シートを引っ張りながらドライヤーの熱を当てると柔らかくなり、綺麗に貼り付けることができます。角は切り込みを入れるなどの工夫が必要な場合もあります。
  7. 仕上げ: 全ての扉にシートを貼り終えたら、外しておいた取っ手を元に戻します。

初心者・低予算で実現するためのポイント

失敗を防ぐためのポイント

Afterの状態

リメイクシートを貼り終えたキッチンは、Beforeとは全く異なる印象に生まれ変わりました。選んだリメイクシートの柄にもよりますが、この事例では明るい木目調のシートを選んだことで、キッチン全体が清潔感のあるナチュラルな雰囲気に変化しました。

以前の古びた印象がなくなり、まるで新しいキッチンになったかのような見栄えになりました。見た目が綺麗になったことで、キッチンに立つのが楽しくなり、料理をするモチベーションも向上したとのことです。また、シートは水や汚れにも比較的強いため、お手入れも楽になったというメリットも感じています。

予算を抑えつつ、これほど大きな変化が得られたことに大変満足されています。

まとめ

キッチンの扉にリメイクシートを貼るDIYは、比較的少ない材料と簡単な手順で、空間の印象を劇的に変えることができる素晴らしい方法です。大掛かりな工事は不要なため、賃貸物件でも剥がせるタイプのシートを選べば挑戦しやすいでしょう。

「古くなったキッチンをどうにかしたいけれど、費用や手間をかけたくない」と考えている方に、ぜひ試していただきたいDIY事例です。小さな一歩でも、自分で手を加えることで、愛着のある快適な空間を手に入れることができます。今回の事例が、あなたのDIYチャレンジのきっかけとなれば幸いです。