DIYリノベ事例集

見違える!古い階段をリメイクシートとペイントで簡単DIY事例

Tags: 階段, リメイクシート, ペイント, 簡単DIY, プチプラ

古い階段が家の印象を大きく左右する

家の中心にある階段は、毎日使う場所でありながら、意外と古さが目立ちやすい場所でもあります。長年使い込んだ踏板の傷や色褪せ、全体の暗い雰囲気が、家全体の印象を古びたものにしてしまうことも少なくありません。

しかし、階段全体を大規模に改修するのは大変な工事になり、予算もかかります。そこで今回は、既存の階段を活かしつつ、リメイクシートとペイントという身近な材料を使って、手軽に見違えるほど明るくおしゃれに変身させたDIY事例をご紹介します。

Before: 長年の使用感が目立つ階段

リノベーション前の階段は、木製の踏板に長年の使用による擦り傷や小さな凹みが多く見られました。蹴込板(階段の縦の部分)は、同じ木製で全体的に暗い色合いだったため、階段全体が重たい印象でした。特に気になる劣化があるわけではないものの、見た目の古さが否めない状態でした。

DIYのプロセスとポイント

この事例では、踏板には木目調のリメイクシートを、蹴込板には明るい色のペイントを使用しました。これにより、異なる質感と色を組み合わせることで、単調だった階段にリズムと明るさを加えることを目指しました。

使用した主な材料と道具

基本的な手順

  1. 清掃と下準備: まず、階段全体のホコリや汚れを丁寧に拭き取ります。踏板に深い傷や剥がれがある場合は、サンドペーパーで表面を軽く整えておくと、シートや塗料のノリが良くなります。
  2. 養生: リメイクシートを貼る部分、ペイントする部分以外に塗料やシートの粘着剤が付かないよう、マスキングテープと養生シートでしっかり保護します。特に壁との境目や踏板と蹴込板の境目は丁寧に養生することが仕上がりに差をつけます。
  3. 蹴込板のペイント: 養生が終わったら、まず蹴込板をペイントします。明るい色に塗る場合は、一度塗りでは下地の色が透けることがあるため、しっかりと乾燥させてから二度塗りを行います。角や細かい部分はハケで、広い面はローラーを使うと効率的です。
  4. 踏板にリメイクシート貼り: ペイントが完全に乾いたら、踏板にリメイクシートを貼っていきます。踏板のサイズに合わせてシートを少し大きめにカットし、裏紙を少しずつ剥がしながらスキージーで空気を押し出すように貼り進めます。端の部分はカッターで丁寧にカットします。シートが斜めにならないよう、まっすぐに貼ることを意識します。
  5. 最終チェックと片付け: 全ての段にシート貼りやペイントが終わったら、養生を剥がし、全体の仕上がりを確認します。はみ出しや剥がれがあれば修正し、掃除をして完了です。

初心者でも取り組みやすいポイントと工夫

After: 明るく生まれ変わった階段

DIY後の階段は、見違えるように明るく清潔感のある空間に生まれ変わりました。踏板の木目調シートは温かみを加えつつ、蹴込板のオフホワイトが光を反射し、階段全体が以前よりずっと明るく感じられます。

Beforeの写真と比べると、その変化は一目瞭然です。古い印象は完全に消え去り、まるで新しい階段が取り付けられたかのような雰囲気に。毎日昇り降りするたびに、気持ちが明るくなるのを感じられるようになりました。機能的な変化は特にありませんが、見た目が変わることで、家全体が若返ったような心理的な満足感を得られました。

まとめ

古い階段のリメイクは、一見難しそうに感じられるかもしれませんが、リメイクシートとペイントを組み合わせることで、初心者の方でも挑戦しやすく、かつ高い満足感が得られるDIYです。

材料選びや丁寧な下準備、そして何よりも「やってみたい」という気持ちがあれば、きっと素敵な階段に生まれ変わらせることができるでしょう。今回の事例が、皆様のDIYの第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。