DIYリノベ事例集

プチプラで見違える!クローゼット内部の壁と収納を簡単DIY事例

Tags: クローゼット, 収納, DIY, 初心者向け, ディアウォール, 整理整頓

使いにくかったクローゼットが見違える快適空間に

日々の生活で頻繁に使う場所でありながら、片付けてもすぐに散らかったり、奥の物が取り出しにくかったり、使い勝手に悩むことの多いクローゼット。今回は、そんな使いにくいクローゼット内部を、驚くほど機能的で見た目も美しい空間に変身させたDIY事例をご紹介します。大掛かりな工事は不要で、初心者の方でも挑戦しやすい工夫が詰まっています。BeforeとAfterでどれだけ変化したのか、ぜひご覧ください。

Before:デッドスペースが多く、使いにくいクローゼット

リノベーション前のクローゼットは、標準的なバーと枕棚があるだけのシンプルな構造でした。奥行きがあるのは良いのですが、手前に服をかけると奥のスペースがデッドゾーンになってしまい、物を置いても出し入れが大変でした。また、収納したい物の種類に対して既存の収納スペースが足りず、床に荷物を直置きしてしまうことも少なくありませんでした。壁も殺風景なままで、扉を開けるたびに少し残念な気持ちになっていたそうです。まさに「ただ物をしまうだけ」の空間でした。

DIYのプロセスとポイント:工具が少なくてもOK、予算も抑える工夫

この事例の素晴らしい点は、特別な工具や難しい技術がほとんど不要であることです。主な工程は以下の通りです。

  1. ディアウォールで柱を立てる: クローゼットの天井と床を使って柱を立てられる「ディアウォール」を使用しました。これは突っ張り棒の原理で柱を固定するため、壁や天井、床に穴を開ける必要がありません。賃貸住宅でも原状回復が可能なので安心して使えます。事前に天井の高さを正確に測り、ディアウォールに必要な長さに木材をカットします。のこぎりを使う場合は、木材固定具(ソーガイドなど)があると安定して切断できます。
  2. 棚板を設置する: 立てた柱に棚受け金具を取り付け、好きな高さに棚板を設置しました。棚板はホームセンターで手に入る安価な合板などを活用し、必要なサイズにカットしてもらったり、自分で切ったりしました。棚受け金具の位置を調整することで、しまう物に合わせて棚の高さを自由に変えられます。
  3. 壁面の簡単なアレンジ: クローゼット内部の壁一面に、お好みの柄の壁紙シート(貼ってはがせるタイプ)を貼りました。こうすることで、殺風景だった空間が一気におしゃれな印象になります。広い面でも、数枚に分けて少しずつ貼っていけば初心者でも比較的きれいに貼ることができます。空気抜き用のヘラがあると便利です。
  4. 既成の収納グッズを活用する: 既存の突っ張り棒や、引き出し式の収納ケース、ファイルボックスなどを効果的に配置しました。新しく作った棚と組み合わせることで、かける収納、たたむ収納、小物収納など、物の種類に合わせた最適な場所にしまうことができるようになりました。

初心者・低予算で実現するためのポイント:

After:機能的で見せる収納も楽しめる空間へ

DIY後のクローゼットは、見違えるように機能的で美しい空間になりました。ディアウォールで追加した棚によって、デッドスペースだった奥の空間も有効活用できるようになり、収納力が大幅にアップしました。しまう物の高さに合わせて棚板の位置を調整できるため、無駄なスペースが生まれません。

壁一面に貼った壁紙シートが良いアクセントになり、扉を開けるのが楽しみになるようなおしゃれな雰囲気に変わりました。以前は隠すだけだったクローゼットが、「見せる収納」も楽しめる場所になっています。

物が種類ごとに整理され、どこに何があるか一目でわかるようになったことで、毎日の身支度がスムーズになりました。使い勝手の向上はもちろん、空間が整ったことによる精神的な満足感も大きいそうです。プチプラな材料を中心に使っているとは思えない、ワンランク上のクローゼットが実現しました。

まとめ:クローゼットDIYで日々の生活を快適に

この事例は、大掛かりなリフォームでなくても、ディアウォールや既成の収納グッズ、壁紙シートなどを上手に組み合わせることで、クローゼットの使い勝手と見た目を大きく改善できることを示しています。特別な技術や高価な材料は不要で、DIY初心者の方でも比較的簡単に挑戦できる内容です。

収納に困っている方や、殺風景なクローゼットをどうにかしたいと考えている方は、ぜひこの事例を参考に、クローゼットDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。小さな変化でも、日々の暮らしの快適さに繋がるはずです。