プチプラでおしゃれに!カラーボックスを簡単リメイクするDIY事例
定番のカラーボックスを、少しの工夫で見違える収納に
安価で手に入れやすく、様々な場所で活躍するカラーボックス。しかし、そのままの状態ではどうしても事務的だったり、生活感が出てしまったりすることがあります。
今回の事例では、そんな定番のカラーボックスに少し手を加えるだけで、まるで既製品のようなおしゃれな収納に生まれ変わらせています。特別な技術は不要で、DIY初心者の方でも取り組みやすいのが大きな魅力です。
Before:素朴なカラーボックスの状態
リノベーション前のカラーボックスは、一般的なプリント紙化粧繊維板のボックスです。色は白で、オープンタイプの3段ボックスがいくつか並んでいました。
収納としては便利ですが、中に入れたものが丸見えになりがちで、整理整頓していないと雑多な印象を与えてしまうという課題がありました。また、単体で見るとシンプルな分、お部屋のインテリアとの統一感が取りづらいという悩みも抱えていました。
DIYのプロセスとポイント:手軽な材料で印象チェンジ
この事例で行われたDIYは、主に「リメイクシートを貼る」「簡単な部材を追加する」という二つの方法の組み合わせです。
使用した主な材料は、木目調のリメイクシート、ベニヤ板、小さな取っ手、そして塗料です。道具としては、カッター、ハサミ、ヘラ(スキージー)、メジャー、定規、木工用ボンド、小さなネジ、ドライバーがあれば作業できます。ほとんどが100円ショップやホームセンターで手軽に入手できるものばかりです。
基本的な手順は以下の通りです。
- 計画と採寸: どの部分にリメイクシートを貼るか、どの部分に部材を追加するかを決めます。カラーボックスの各面の寸法を正確に測ります。
- リメイクシート貼り: 採寸した寸法より少し大きめにシートをカットし、空気やシワが入らないように carefully boxの側面に貼っていきます。端はカッターで切り落とします。広い面に貼る際は、少しずつ台紙を剥がしながら貼ると失敗しにくくなります。ヘラ(スキージー)を使うと、空気を押し出しながらきれいに貼ることができます。角の処理は、シートを少し引っ張りながら貼ると馴染みやすくなります。
- 部材の加工(必要な場合): 扉を付ける場合は、カラーボックスの内寸に合わせてベニヤ板などをカットします。ホームセンターの木材カットサービスを利用すると便利です。カットした木材の切り口が気になる場合は、紙やすりで軽く整えておきます。必要であれば塗料で着色します。
- 部材の取り付け: 加工した部材を、木工用ボンドや小さなネジを使ってカラーボックスに取り付けます。例えば、棚板を追加したり、前面に扉をつけたりします。扉を付ける場合は、蝶番(ちょうつがい)が必要になりますが、最近は貼るだけで固定できる簡単なタイプもあります。
- 取っ手の取り付け: 扉や引き出しのように見せる部分に、デザイン性の高い取っ手を取り付けます。これは見た目の印象を大きく変える効果があります。
この事例のポイントは、全面にリメイクシートを貼るのではなく、見える部分やアクセントになる部分だけに使用している点です。これにより材料費を抑えつつ、おしゃれな雰囲気を演出しています。また、扉や引き出しの「ように見せる」ために、実際には開かないダミーの板に取っ手を付けている箇所もあります。これは、実際の扉を取り付けるよりもずっと手軽で、中のごちゃつきを隠すという目的を達成できます。
リメイクシートを貼る作業で空気が入ってしまっても、一度剥がして貼り直せるタイプのシートを選べば安心です。また、小さな空気なら針で穴を開けて抜くことも可能です。
After:おしゃれで機能的な見せる・隠す収納へ
DIY後のカラーボックスは、木目調のリメイクシートによって温かみのある家具のような見た目に変わりました。部分的に取り付けられたシンプルな取っ手がアクセントになり、全体のデザインを引き締めています。
特に効果的だったのは、前面に板を取り付けて「扉のように見せた」部分です。これにより、中にしまうものを選ばずに済み、手軽に生活感を隠すことができています。オープン棚として残した部分には、お気に入りの雑貨や本を飾り、「見せる収納」と「隠す収納」が使い分けられるようになりました。
Beforeの状態に比べて、部屋全体のインテリアに馴染むようになり、統一感のある空間づくりに貢献しています。安価なカラーボックスが、費用を抑えながら、おしゃれで機能的なオリジナルの収納家具へと見事に変身した事例と言えるでしょう。
まとめ:プチプラリメイクで収納をアップグレード
今回のカラーボックスリメイク事例は、特別な道具や技術がなくても、身近な材料を使って見違えるような変化を実現できることを示しています。リメイクシートや簡単な部材の追加は、カラーボックスだけでなく、他の安価な家具や収納用品にも応用できるアイデアです。
失敗が不安な方も、まずは小さなカラーボックスや、目立たない部分から試してみてはいかがでしょうか。少し手を加えるだけで、使い勝手や見た目がぐっと良くなり、日々の暮らしの満足度向上につながるはずです。ぜひ、オリジナルの収納DIYに挑戦してみてください。