DIYリノベ事例集

古くなった部屋の柱を見違える!リメイクシートで手軽に印象を変えるDIY事例

Tags: 柱, リメイクシート, 簡単DIY, 初心者, 部屋

古くなった柱が部屋全体の印象を左右する

築年数が経つと、部屋の柱や梁の木材が古びてきたり、日焼けしたりすることがあります。特に和室の白木や、リビングにある構造上の柱など、存在感のある柱が古いままになっていると、部屋全体がどこか垢抜けない、古びた印象になってしまいがちです。

しかし、この古くなった柱を少しリメイクするだけで、部屋の雰囲気は劇的に変わります。大掛かりな工事は不要で、比較的簡単なDIYで実現できる方法として、今回はリメイクシートを使った柱のリメイク事例をご紹介します。

Before:古びた柱が気になる空間

今回ご紹介する事例のBeforeの状態は、リビングの一角にある構造柱です。元々はナチュラルな木材でしたが、長年の使用で表面が傷つき、色もくすんでしまっていました。部屋の他のインテリアはモダンなテイストにしているにも関わらず、この柱だけが浮いてしまい、部屋全体に統一感がなく、古さを感じさせていることが課題でした。

特に目立つ場所にあるため、この柱をなんとかしたいけれど、どうすれば良いか分からず、手つかずになっていた状況でした。

リメイクシートを使った柱リメイクのプロセス

この古びた柱を、手軽なリメイクシートを使って生まれ変わらせました。使用した主な材料と道具、そしてその手順の概要をご紹介します。

使用した材料と道具

基本的な手順

  1. 柱の掃除: 柱の表面のホコリや汚れをしっかりと拭き取ります。シートの粘着力を十分に発揮させるために、油分なども残さないように丁寧に清掃することが重要です。
  2. 採寸: 柱の幅、高さを正確にメジャーで測ります。柱の四面全てに貼る場合は、それぞれの面のサイズを測ります。
  3. シートのカット: 測ったサイズよりも少し大きめにリメイクシートをカットします。特に高さは上下に数センチずつ余裕を持たせておくと、後で調整しやすくなります。
  4. シートの貼り付け: シートの剥離紙を少しずつ剥がしながら、柱の上部から貼り始めます。一気に剥がさず、貼る面に合わせて少しずつ進めるのがポイントです。
  5. 空気抜き: スキージーを使って、シートの中に入った空気を外側へ押し出すようにして抜いていきます。シートの中心から外側に向かって行うとスムーズです。
  6. 余分な部分のカット: 柱の端や上下からはみ出したシートを、カッターナイフを使って慎重にカットします。定規などを当てながら行うと、まっすぐきれいに仕上がります。
  7. 角の処理: 柱の角部分にはシートが浮きやすい傾向があります。ヘラやプラスチックカードを使って、シートの端をしっかりと押し込み、角に沿わせます。必要に応じて、シートを重ねて貼る部分をカットして調整することもあります。

初心者・低予算で実現するためのポイント

苦労した点と工夫

今回の事例では、柱に若干の凹凸があったこと、そして角部分の処理にやや苦労しました。特に、シートを角にきれいに沿わせる作業は練習が必要でした。

工夫としては、角の処理にヘラをしっかりと使い、シートを密着させることに時間をかけました。また、少しシートを大きめにカットしておき、角でシートを重ねてから、重ねた部分の中心をカッターでカットして剥がす「重ね切り」という技法も一部で活用し、きれいに仕上げることができました。(重ね切りは慣れるまで少し難易度が高いかもしれません)

After:モダンで洗練されたアクセントに

リメイクシートでのDIYが完了した後の柱は、見違えるほどモダンな雰囲気に変わりました。選んだのは、落ち着いた色合いの木目調シートです。Beforeのくすんだ木材とは全く異なり、洗練された印象になりました。

柱がきれいになったことで、部屋全体の雰囲気が引き締まり、以前感じていた古さや雑然とした印象がなくなりました。部屋の他の家具やインテリアとの調和もとれ、統一感のあるおしゃれな空間になったと感じています。

柱自体がまるでインテリアの一部になったような存在感を持つようになり、部屋全体の満足度が大きく向上しました。手軽なリメイクシートで、これほど印象が変わるのかと驚くほどの変化でした。

まとめ:柱のリメイクで手軽に部屋をアップデート

部屋の中で意外と目につく柱ですが、リメイクシートを使えば初心者でも比較的手軽に、部屋全体の印象を変えることができます。古びた柱にお悩みであれば、今回の事例のようにリメイクシートを使ったDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。

材料費も比較的安価で、特別な工具もほとんど必要ありません。貼り方のコツや角の処理など、いくつかのポイントを押さえれば、きっと満足のいく仕上がりになるはずです。小さな一歩でも、DIYによって自分の手で空間を変える喜びを感じていただけたら嬉しく思います。