DIYリノベ事例集

狭いトイレが見違える!腰壁風で簡単おしゃれDIY事例

Tags: トイレDIY, 腰壁, 壁紙, DIY初心者, プチプラDIY

狭い空間を効果的に変えるDIY

住まいの中でも比較的小さな空間であるトイレは、面積が少ない分、少し手を加えるだけでも雰囲気を大きく変えることができる場所です。今回は、そんなトイレの壁を、手軽なDIYで腰壁風におしゃれに変身させた事例をご紹介します。狭い空間でのDIYに挑戦したい方や、限られた予算で効果を実感したい方にとって、参考になるヒントが満載です。

Before:味気なく、少し暗い印象のトイレ

今回事例となるトイレは、ごく一般的なビニールクロスが貼られたシンプルな空間でした。築年数はそれほど古くありませんでしたが、特に飾り付けなどもなく、全体的に無機質で少し暗い印象を受けていました。狭い空間であるため圧迫感もあり、落ち着ける場所とは言えない状態でした。特別な不便はありませんでしたが、「もっと居心地の良い空間にしたい」という思いがありました。

DIYのプロセスとポイント:手軽な材料で腰壁風に

この事例では、トイレの壁全体ではなく、床から腰高までの部分を「腰壁風」にアレンジすることで、雰囲気を大きく変えることを目指しました。使用した主な材料と道具は以下の通りです。

基本的な手順の概要:

  1. 準備: まず、トイレ内の床や便器を養生シートでしっかりと保護します。壁のホコリや汚れを拭き取り、貼る面をきれいにします。
  2. 位置決めと採寸: 腰壁として仕上げたい高さ(床から約90cm〜1m程度が一般的です)を決め、壁に薄く印をつけます。腰壁風シートと上部壁紙の貼る範囲を明確にします。
  3. 腰壁風シート貼り: 腰壁風シートを必要な長さにカットし、裏面の剥離紙を少しずつ剥がしながら壁に貼り付けていきます。中心から外側に向かってスムーサーで空気を抜きながら丁寧に貼り進めるのがポイントです。コンセントや配管部分は、カッターで切り込みを入れて対応します。
  4. 上部壁紙貼り: 腰壁風シートの上側の壁に、選んだ壁紙を貼ります。のりを使うタイプの場合は、壁紙または壁に均一にのりを塗布し、位置を合わせて上から貼り付けます。こちらもスムーサーで空気を抜きながら貼ります。柄のある壁紙の場合は、柄合わせに注意が必要です。貼ってはがせるタイプの壁紙を使用すると、さらに手軽に挑戦できます。
  5. 仕上げ: 余分なシートや壁紙をカッターで切り落とし、端部をきれいに処理します。必要に応じて、腰壁の上端に見切り材を取り付けると、より本格的な仕上がりになりますが、必須ではありません。

初心者でも取り組みやすかった点・工夫:

After:明るく、おしゃれで居心地の良い空間へ

DIYの結果、以前の無機質なトイレは、温かみのある腰壁風のデザインとアクセント壁紙によって、まるでカフェのようなおしゃれで居心地の良い空間へと生まれ変わりました。 Beforeの状態と比べると、見た目の変化は歴然としています。

腰壁風にしたことで、空間に奥行きが生まれ、狭さを感じにくくなりました。また、腰壁風シートは汚れが拭き取りやすい素材を選んだため、お手入れが簡単になったという実用的なメリットも生まれました。毎日のように使う場所だからこそ、お気に入りの空間になったことで、生活全体の満足度も向上したそうです。

まとめ:手軽なDIYで小さな空間を心地よく

この事例は、狭いトイレという空間でも、壁のDIYによって大きな変化を生み出せることを示しています。腰壁風にする、壁の一部だけをアクセントにするなど、範囲や材料を工夫することで、DIY初心者の方でも挑戦しやすく、予算を抑えながら理想の空間に近づけることが可能です。

もし、ご自宅のトイレや小さな空間の雰囲気を変えたいと考えているのであれば、まずは手軽なシートや壁紙を使った壁のDIYから始めてみてはいかがでしょうか。少しの勇気とアイデアで、見慣れた空間がきっと心地よい場所に変わるはずです。