手軽にカフェ風!室内の窓に後付け格子・飾り棚DIY事例
窓周りのDIYで部屋の印象を手軽に変える
部屋の雰囲気を変えたいけれど、大掛かりなリノベーションは難しいと感じている方もいらっしゃるかもしれません。そんな時、窓周りのちょっとしたDIYが効果的です。この事例では、室内の窓に簡単な格子や飾り棚を後付けすることで、殺風景だった窓辺が手軽にカフェ風の素敵な空間に生まれ変わりました。
Before: 味気ない窓辺の風景
リノベーション前の窓周りは、一般的な内窓で特筆すべき装飾もない状態でした。部屋の壁紙もシンプルなため、窓辺はやや単調な印象でした。ここにもう少しアクセントが欲しい、グリーンなどを飾りたいけれど置く場所がない、といった課題がありました。
DIYのプロセスと工夫
使用した主な材料・道具
今回のDIYで使用したのは、主にホームセンターで手に入る安価な木材(角材や板材)、水性塗料、木工用ボンド、ビス(ネジ)、そして取り付けに使用する強力両面テープや、必要に応じて石膏ボード用のアンカーです。道具としては、木材をカットするためのノコギリ(またはホームセンターのカットサービス)、メジャー、鉛筆、ドライバー、紙やすりを用意しました。
基本的な手順
- デザインと採寸: どのような格子や棚にするかデザインを決め、窓のサイズに合わせて必要な木材の長さを正確に測ります。今回は窓枠の内側に取り付けられるシンプルな格子と、窓枠の下に小さな飾り棚を設置するデザインにしました。
- 木材のカットと加工: 採寸した長さに木材をカットします。ホームセンターのカットサービスを利用すると、正確なカットが簡単にできます。カットした木材の切り口や表面を紙やすりで軽く研磨し、滑らかにしておきます。
- 塗装: 好みの色の水性塗料で木材を塗装します。二度塗りするとより綺麗に仕上がります。完全に乾燥させます。
- 組み立て: 格子部分が必要な場合は、木工用ボンドとビスを使って組み立てます。飾り棚も同様に組み上げます。
- 取り付け: 窓枠や壁に取り付けます。今回は、窓枠に傷をつけたくない箇所には強力な両面テープを併用し、しっかりと固定したい箇所には細いビスや石膏ボード用のアンカーを使用しました。壁の材質を確認し、適切な取り付け方法を選ぶことが重要です。
初心者でも取り組みやすい点と予算を抑える工夫
- 簡単なデザインから始める: まずはシンプルで直線的なデザインから始めると失敗しにくいです。
- ホームセンターのカットサービス: DIY初心者にとって木材のカットは難しく感じることがありますが、ホームセンターのサービスを利用すれば正確に必要なサイズにカットしてもらえます。
- 安価な木材を使用: 特別な高価な木材ではなく、SPF材などの安価な木材を選べばコストを抑えられます。塗装すれば見た目の雰囲気は大きく変わります。
- 取り付け方法を選ぶ: 壁や窓枠に穴を開けたくない場合は、強力な両面テープや両面テープ+軽量な木材で挑戦することも可能です。ただし、落下しないよう安全性を確認してください。今回は両面テープで仮止めし、壁の下地を避けて細いビスで補強する方法を取りました。
- 失敗を恐れずに: 万が一サイズを間違えても、木材は買い足しやすく、やり直しがききやすい材料です。
苦労した点
窓枠の微妙な歪みに合わせて木材を隙間なく取り付けるのに少し時間がかかりました。事前に窓枠の複数箇所を採寸し、現物合わせで調整しながら作業を進めるのが良いと感じました。
After: カフェのように心地よい窓辺空間へ
DIY後、窓辺には温かみのある木製の格子と小さな飾り棚が加わり、部屋の雰囲気が一変しました。以前は殺風景だった窓辺が、まるでカフェの一角のように居心地の良い空間に生まれ変わりました。飾り棚には小さな観葉植物や雑貨を飾ることができ、季節ごとにディスプレイを変えて楽しむことも可能です。窓辺に表情が生まれたことで、部屋全体にも奥行きと彩りが加わったように感じられます。手軽なDIYでこれほど印象が変わるのかと、改めてその効果を実感しました。
まとめ
今回の窓周りDIYは、大掛かりな工事や特別な技術は不要で、比較的少ない材料と基本的な道具で実現できました。簡単な格子や飾り棚を加えるだけでも、窓辺の印象は大きく変わり、部屋全体の雰囲気も向上します。これからDIYを始めてみたい方や、手軽に部屋の模様替えをしたいと考えている方にとって、窓周りのDIYは挑戦しやすい選択肢の一つになるでしょう。ぜひ、ご自身の窓辺を素敵な空間に変えるDIYに挑戦してみてください。