洗面所の壁をおしゃれに!水回りOKシートで手軽に印象を変えるDIY事例
賃貸でもOK!洗面所の壁を手軽におしゃれにDIY
洗面所は毎日の生活で必ず使う場所ですが、どうしても生活感が出やすく、少し寂しい印象になりがちです。特に洗面台周りの壁は水はねや汚れが気になりやすく、思い切ったリノベーションは難しいと感じている方もいらっしゃるかもしれません。
今回ご紹介するのは、そんな洗面所の壁を、初心者の方でも挑戦しやすい方法で明るくおしゃれに変身させたDIY事例です。大がかりな工事は一切不要。特定の壁面だけをターゲットにすることで、短時間かつ低予算で大きな変化を実現しています。
Before:少し寂しい印象の洗面所の壁
事例の洗面所は、ごく一般的な内装で、壁はシンプルな白いクロスでした。特に問題があるわけではありませんが、個性がなく少し冷たい印象です。洗面台の周りは水がはねやすく、長年の使用でうっすらとした汚れも見られました。この壁を少しでも明るく、そして水はね汚れが目立ちにくく、お手入れしやすいようにしたいという想いからDIYが始まりました。
DIYプロセス:水回りOKシートで壁にアクセントをプラス
この事例でキーとなったのは、「水回りOK」と表示された壁紙シート(またはリメイクシート)の使用です。通常の壁紙シートと異なり、湿気に強く、汚れが拭き取りやすい特性を持っています。
使用した主な材料と道具
- 水回りOKの壁紙シートまたはリメイクシート
- カッターナイフ
- ステンレス製など丈夫な定規
- スキージー(シート貼りの際に空気を抜くヘラ)
- メジャー
- 鉛筆
- 雑巾(貼る場所の清掃用)
基本的な手順
- 貼る場所の清掃: シートを貼る壁面のホコリや汚れをしっかり拭き取ります。油分や水滴が残っていると粘着力が弱まるため、乾いた布で丁寧に仕上げ拭きをします。
- 採寸とカット: シートを貼りたい場所のサイズをメジャーで正確に測ります。シートの裏面に目盛りがついているタイプなら、鉛筆で印をつけ、定規を当てながらカッターでカットします。少し大きめにカットしておくと、後で調整しやすくなります。
- 仮貼り: シートの剥離紙を一部分だけ剥がし、壁の端に合わせて仮貼りします。ここで位置がずれいないように注意します。
- 本貼り: 剥離紙を少しずつ剥がしながら、上から下へ、または中心から外側へとシートを貼っていきます。同時にスキージーを使って、シートと壁の間の空気を外に押し出すように撫でつけます。これがシワや浮きを防ぐ重要なポイントです。
- 余分な部分のカット: 貼り終えたら、カッターと定規を使って、壁の端やコンセント周りなどの余分なシートをカットします。
初心者・低予算で実現するためのポイント
- 水回り対応素材を選ぶ: 洗面所は湿気が多く水も使う場所です。必ず「水回りOK」「防水」「撥水」などと表示されたシートを選びましょう。後々のカビや剥がれを防ぎ、お手入れが格段に楽になります。
- 一面または部分貼りにする: 壁全体ではなく、洗面台の正面や横など、面積の小さい部分やアクセントにしたい部分だけに絞って貼ることで、使用するシートの量を抑えられ、予算を節約できます。また、作業範囲が狭まるため初心者でも挫折しにくいです。
- 貼り直し可能なタイプを選ぶ: 最近では、賃貸でも使用可能な「貼ってはがせる」タイプのシートも豊富にあります。失敗しても貼り直しができるため、初心者の方でも安心して挑戦できます。
- スキージーを必ず使う: 手で空気を抜くよりも、スキージーを使った方が断然綺麗に仕上がります。数百円程度で購入できる安価な道具ですが、仕上がりを大きく左右します。
少し苦労した点
洗面所の蛇口や配管周りなど、形が複雑な部分にシートを貼る際は、シートを大きくカットするのではなく、細かく分けて貼ったり、新聞紙などで型紙を作ってからシートをカットしたりすると、より綺麗に仕上げることができます。焦らず、少しずつ進めるのが成功の秘訣です。
After:明るくお手入れしやすいおしゃれな空間に
シートを貼り終えた洗面所の壁は、見違えるほど明るくおしゃれな雰囲気に変化しました。選んだシートのデザインがアクセントになり、単調だった空間に奥行きと個性が生まれました。
特に、洗面台の前に貼った部分はお手入れが格段に楽になりました。水がはねてもシートを拭くだけで綺麗になり、汚れが染み込む心配が減りました。洗面所を使うたびに、明るく居心地の良い空間になったことを実感できるようになったそうです。
まとめ:小さな変化で毎日を快適に
今回の事例のように、洗面所の壁の一部に水回り対応のシートを貼るだけでも、空間の印象は大きく変わります。特別な技術や高価な道具は不要で、初心者の方でも休日を利用して手軽に挑戦できます。
洗面所のような小さな空間でも、少し手を加えるだけで毎日の気分が変わります。使われている材料や手順は、キッチンやトイレなど他の水回りスペースのちょっとしたリメイクにも応用可能です。
失敗を恐れず、まずは小さな一歩からDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。きっと、お気に入りの空間づくりを楽しむことができるはずです。